やさいセットには、畑のありのままがコンパクトに詰まっています。
ほかの注文品は選べるのに、やさいセットだけはセットになって届きます。欲しい時に欲しいものだけというわけにはいかないので、始めは戸惑うかもしません。
特に、ほかの有機野菜の宅配業者が日本全国から野菜を集めてセットにするものと違い、1年を通して同じ農家さんかに野菜セットを依頼しています。
そのためどうしても、収穫できる野菜に偏りが出てしまいます。
収穫できるときにはどっさり採れて、その野菜ばかりに。
逆に「端境期(はざかいき)」というパッタリ野菜が採れなくなる時期も、年に数回あります。
しかし、それが自然のリズムなのです。
多い時には多いなりに、
少ないときは少ないなりに。
虫の食っているものも、
育ちすぎて固いものも、
その時とれた分を、皆で分け合ってセットという形で受け取る。
それが、土こやしの会のやさいセットです。
土こやしの会のやさいセットは、主に3つの農家からいただいています。
それぞれに有機農業への強い意志をもち、会だけにとどまらず様々な分野で活躍されています。
1981年より反公害・エコロジーの観点から、南知多で平飼い養鶏を始めました。
1986年から野菜の栽培も本格的に開始。
今では、養鶏と野菜づくり共に活躍しています。
自然環境を守るために農薬も化学肥料も使わないという姿勢を持ち続け、その中で様々な工夫をこらしています。
肥料はもちろん、自家製の健康な鶏のサラサラの鶏糞を主に使用。
近隣の農家と契約して、柑橘類も出荷。
地域の有機農業の普及へも尽力しています。
消費者との交流も積極的に行い、会でも年に一度、秋のさつまいも掘り&交流会を開いています。
Green(緑・植物)、Ocean(海・水)、Earth(地球・大地)、Natural(自然)を大切に。
また、人様のご縁を大切に、という思いをこめて名づけられました。
農場の服部晃さんと圭子さん夫婦は、自分たちも含めた都市生活者の帰農・帰村運動を実行し、1986年に名古屋市から岐阜県白川町に移住。
現在はみずから建てた家に住み、野菜や果樹、エゴマの栽培と加工を行っています。
特にエゴマは「白川エゴマの会」を発足させ、普及に取り組んでいます。
GOEN農場が冬季で収穫が少なくなるため、2~4月の間のやさいセットを隔週で作ってくれています。
やさいセット以外でも、ぶどうやじゃが芋、人参などの季節の野菜を生産している、心強いベテラン農家さんです。